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飛蚊症とは
飛蚊症は、視界の中を糸クズやゴミのようなものが浮遊しているように見える症状をいい、眼の中を蚊が飛んでいるように見えることから「飛蚊症」と呼ばれています。
飛蚊症は、「生理的飛蚊症」と「病的飛蚊症」の2つに分類され、多くは加齢が原因で起こる生理的飛蚊症です。
しかし病気が原因で起こる病的飛蚊症の場合は、網膜剥離など重大な目の病気の症状として現れますので、飛蚊症と思いましたらまずはご相談ください。
飛蚊症の原因
飛蚊症は、加齢に伴って起こる「生理的飛蚊症」がほとんどで、眼の老化現象によって現れる症状のひとつです。ただし、目の病気として現れる「病的飛蚊症」は、網膜剥離などの重い病気と関係していることがあります。
自分の飛蚊症が、生理的なものなのか、病的なものなのか、眼科を受診して原因を知っておくことが大切です。
飛蚊症の症状
飛蚊症になると、目の前を小さな「浮遊物」が飛んでいるように見えます。形は糸のようなものだったり、小さな粒や丸い輪、また、半透明の場合もあります。「邪魔だな」と思って視線を動かすと追いかけてくるような動きをする場合もあります。目をこすっても変化がなく、一向に消えません。
飛蚊症の検査
飛蚊症は支障がない「生理的飛蚊症」と、目の病気として発症する「病的飛蚊症」がありますが、その違いを見分けるために眼底検査を行い眼底の隅々まで調べます。
検査する際に、散瞳剤を目に付け瞳孔を開かせます。検査時間は数分間で終わりますが。瞳孔が開くのに30分前後かかります。
検査後は瞳孔が元に戻るまで6時間前後かかりますので、ピントがぼやけたり、光がまぶしく感じることがあります。
検査後は車やバイクを運転しないようにしましょう。
飛蚊症の治療
生理的飛蚊症の場合は特に処置はなく、自然に良くなるのを待ちます。
部硝子体剥離、または網膜裂孔などの病気による飛蚊症の場合、レーザーで治療を行います。
飛蚊症の予防
飛蚊症が起きる主な原因は紫外線なので外出はサングラスを使用したり、紫外線を発するテレビやパソコンの利用を避けることが大切です。